エヴァンゲリオン「外食5チェーン共同作戦」キャンペーン奏功、ファンに支持されたゼンショーのこだわりとは


ゼンショー×エヴァンゲリオン「外食5チェーン共同作戦」メインビジュアル

ゼンショー×エヴァンゲリオン「外食5チェーン共同作戦」メインビジュアル

ゼンショーホールディングスが3月8日から開催してきた「外食5チェーン共同作戦」が4月20日で終了する。

アニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」公開記念企画。「すき家」「なか卯」「はま寿司」「ココス」「ビッグボーイ」の5チェーンによる初の“共同作戦”として、全国約3700店舗で、コラボメニューの展開や限定クリアファイルの配布、“葛城ミサト”の声優・三石琴乃さんによる店内放送などを実施してきた大規模キャンペーンだ。

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コラボメニューは各チェーン、エヴァの世界観がぎっしり詰まった個性豊かな商品をラインアップ。5チェーンそれぞれ異なる内容で展開した。

すき家では、くちなしやビーツで着色した紫色のルーが印象的な「初号機オム牛カレー オニオンスープセット」。

なか卯では、綾波レイが乗る零号機の色や単眼といった特徴を卵の黄身で表現した「親子丼 零号機Ver.」。

はま寿司では、暴走する初号機をマグロやアボカド、紫のマヨソースで表現した「初号機暴走ロール」。

ココスでは、使徒のコアに見立てたまるごとトマトがインパクト大の「コア包み焼きハンバーグ(ロンギヌスの槍付き)」。

ビッグボーイでは、作中のフォースインパクト後の世界をハンバーグで表現した「フォースインパクト スープバー付き」――など。

このゼンショー創業以来初となる業態横断キャンペーンは、YouTubeでCM動画がシリーズ累計800万再生を突破し、キャンペーンが始まった3月の店舗客数や売上も大きく伸長するなどの成果を得た。「エヴァンゲリオン」作品の人気や、シリーズ完結作となる最新映画への注目といった背景以外にも、キャンペーンが支持された要因はいくつかあるようだ。ゼンショーHDプロモーション企画室・鵜飼啓介(うかい けいすけ)氏に、メニュー開発など店舗施策に関して話を聞いた。

ゼンショーHDプロモーション企画室・鵜飼氏

ゼンショーHDプロモーション企画室・鵜飼氏

 

何度も映画を見返してメニュー開発、飛沫防止パネルの“ATフィールド”など話題に〉
――キャンペーン「外食5チェーン共同作戦」で最も注力したことは何ですか。

今回のキャンペーンでは、単に景品をつけるだけでなく、メニュー開発に力を入れました。ファストフードのすき家・なか卯や、100円寿司のはま寿司、ファミレスのココス・ビックボーイというタイプの異なる5社が集まり、売価も異なる中で、満足してもらえて、かつ作品のファンに刺さるメニュー開発を目指して調整や議論を重ねました。5チェーンの開発者が一堂に会し、お互いのメニューを見ながら試行錯誤するというのは初めての取り組みでした。

開発チームは何度も映画を見返し、メニューは作中のキャラや機体、ストーリーに絡めました。ココスの「コア包み焼きハンバーグ(ロンギヌスの槍付き)」など、ぱっと見ただけで作品を想起するわかりやすいものや、フォースインパクト後の世界をハンバーグで表現したビックボーイの「フォースインパクト スープバー付き」など、エヴァファンに刺さる細かい仕掛けを随所に施しました。

また、外食を控えている人が家でもキャンペーンを楽しめるように、ほぼすべての商品で、持ち帰りできるようにしました。

ビッグボーイ「フォースインパクト スープバー付き」

ビッグボーイ「フォースインパクト スープバー付き」

――特に反響の大きかったメニューはありますか。

ココスの「コア包み焼きハンバーグ(ロンギヌスの槍付き)」です。黒いアルミホイルの中にある使徒のコアに見立てたまるごとトマトを、付属のロンギヌスの槍で突き刺して食べることができる商品で、開始2週間ほどでロンギヌスの槍が一旦なくなってしまうほど、ご注文が集中しました。

ココス「コア包み焼きハンバーグ(ロンギヌスの槍付き)」

ココス「コア包み焼きハンバーグ(ロンギヌスの槍付き)」

――すき家の3月の既存店売上高は前年比4.6%増となりました。コラボの影響が大きかったのでしょうか。

主要な要因は、昨年のコロナによる影響から回復傾向にあったことですが、コラボもプラス要因の一つになったと考えています。特にエヴァ仕様のラッピング店舗では、周辺の通常店舗と比較して、客数・売上ともに高い傾向となりました。また、ラッピング店舗の一部では、店内の飛沫防止パネルにATフィールドのシールを貼っていたことがTwitterで拡散され、大きな話題につながりました。

すき家の「エヴァンゲリオン」ラッピング店舗

すき家の「エヴァンゲリオン」ラッピング店舗

――キャンペーンでは、「エヴァンゲリオン」5人のパイロットが各チェーンを担当しています。どのように割り振りを決めたのでしょうか。

「すき家」はリーダー格の業態であることから主人公の碇シンジに。「なか卯」は女性にも多く利用されており、比較的落ち着いた雰囲気であることから綾波レイ。「はま寿司」は海での戦闘が初登場シーンとなった式波・アスカ・ラングレー。「ココス」は女性利用者が多いことから女性に人気の渚カヲル。「ビッグボーイ」はアメリカ発祥のチェーンであることから、海外に留学していた真希波・マリ・イラストリアスを担当としました。

――キャンペーン全体を振り返っていかがでしたしょうか。

5社で初めてコラボキャンペーンを実施したことで、業態を横断してさまざまな商品を提供できる機会になりました。普段は家や職場の近くのチェーンにしか行かないという人が、キャンペーンを機に、今まで行かなかったチェーンに行ったり、好きになったりするきっかけになれば嬉しいです。

また、コラボメニューの中には、「すき家」「なか卯」「はま寿司」において味違いで展開したスイーツ「紅茶のブラン・マンジェ」があります。この商品は、途上国の生産者と継続的に公正な価格で取引を行う“フェアトレード”で買い入れた紅茶を使用しています。今回のコラボでは、フェアトレードについて知っていただく機会も提供できたのではないかと思います。

◆ゼンショー×EVANGELION「外食5チェーン共同作戦」特設サイト

記事提供元:https://www.ssnp.co.jp/news/foodservice/2021/04/2021-0419-1753-15.html
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