〈シグナル〉共感できるビジョンか


山口周氏の「個を活かす『組織DX』〜働きやすい会社が企業成長する〜」という講演に興味を持ち、SmartHR主催オンラインセミナー「アフターコロナ時代の組織マネジメント」を受講した。山口氏がこれまでもよく話してきたという、次のエピソードに感銘を受けた。

格安航空会社ピーチ・アビエーションの創業社長である井上慎一氏に、「この会社を何のためにつくるんですか」と山口氏が質問したときのこと。井上氏は、「戦争をなくすためです」と答えたという。

若い人が外国に行き、文化交流し、互いにリスペクトすることが、アジアの平和に必要であり、財布の軽い若い人でも気軽に利用できる航空会社が必要なのだと。

山口氏は、「格安航空は(低運賃を追求するために)コストを下げる戦い方だが、それに人はどこまで夢中になれるのか。なんのために自分たちの仕事があり、どういう意義があるのか、『なんのために』という意義を与えることが、リーダーの仕事」と強調していた。

山口氏はまた、ビジョンのある組織は、エンゲージメントが高い(企業と従業員の結びつきが強い状態)とし、「共感できるビジョンをつくれるかどうか」が鍵だと指摘。ビジョンの要件として、実現可能性と具体性を挙げ、what(なにを)、why(なぜ)、how(どのように)が大事だとした。共感できるビジョンか、経営者は問いかける必要がありそうだ。

記事提供元:https://www.ssnp.co.jp/news/signal/2021/03/2021-0330-1346-16.html
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