資源循環実現へ一歩踏み込む、飲料容器に環境ロゴや「リサイクルしてね」のメッセージ続々/コカ・コーラシステム


コカ・コーラシステム「い・ろ・は・す 天然水」製品ラベル

コカ・コーラシステム「い・ろ・は・す 天然水」製品ラベル

コカ・コーラシステムは、2月22日に発売した「い・ろ・は・す 天然水」から、製品パッケージに「リサイクルしてね」というロゴを導入した。

今後は順次、リサイクル可能な容器を用いたすべての製品に記載する。さらに、消費者が環境負荷の低い商品を選びやすくなるように、100%リサイクル材を用いて作られたペットボトルには「100%リサイクルペット」の表示を併せて記載する。

コカ・コーラの製品ラベルに記載された「リサイクルしてね」のメッセージ

コカ・コーラの製品ラベルに記載された「リサイクルしてね」のメッセージ

なぜ、製品パッケージでリサイクルへの協力を呼びかけることにしたのか。日本コカ・コーラ社のサスティナビリティー推進部の飯田征樹部長は、2030年までに国内で販売した自社製品と同等量のPETボトルを回収することなどを定めた同社の「容器の2030年ビジョン」の一環とする。そして、「製品は、われわれにとって最も身近でパワーのあるメディアの一つなので、こうした場でリサイクルを啓発していく。店頭のポップや広告物でも訴求する」と話す。

同社は1970年頃からポイ捨て防止キャンペーンを続け、1998年から“YESリサイクル!NOポイ捨て!”というタグライン(キャッチコピー)を展開しているが、順次「リサイクルしてね」になるという。

飯田部長は、「消費者の方に対して一歩踏み込んで、まさに“リサイクルしてね”と呼びかけることは消費者の意識や行動変容につながると考えた。より強いメッセージを投げかけることにより、ペットボトルが適切にリサイクルできる(きれいな)状態で回収されるアクションにつなげたい」とした。

なお、「リサイクルしてね」のロゴやタグラインは、日本だけでなく世界各国の言葉で、製品や広告物に入る予定という。

アサヒ飲料は、3月9日発売の「アサヒ 十六茶」の製品パッケージに、環境配慮素材を使用していることが一目でわかる「アサヒ飲料環境ロゴ」を導入した。これは、「アサヒ飲料のeco」と書かれたロゴで、その下には「環境配慮素材を使用しています」というメッセージを入れた。製品に記載して店頭で商品特徴をわかりやすく伝えるねらい。

新しくなった「アサヒ 十六茶」は、環境配慮素材(PET再生樹脂、バイオ素材樹脂)を使用した新容器“ネイチャーボトル”を採用し、ラベルはバイオマスインキを使用する。

アサヒ飲料「十六茶」の環境ロゴ

アサヒ飲料「十六茶」の環境ロゴ

同社担当者は、新容器について「化石由来のPETの削減とともにCO2の排出量を2割削減した。当社が目指す環境の取り組みを象徴する商品として“アサヒ飲料環境ロゴ”を入れ、店頭などでもわかりやすくアピールする」とした。

ペットボトルの資源循環を実現するには、民間企業とともに、行政、流通、業界団体などの関係者、そして消費者の協力が不可欠だ。飲料各社は、より確実な容器回収に向け、これまでより一歩踏み込んだリサイクルの啓発活動に取り組んでいる。

記事提供元:https://www.ssnp.co.jp/news/beverage/2021/03/2021-0319-1733-14.html
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