長芋とろろ使用「野沢菜としらすのとろろパスタ」
粘り気のある独特な食感が特徴の長芋と大和芋。どちらも“とろろ”となる芋ですが、それぞれに異なる特性があり、向いている料理にも違いがあることをご存じでしょうか。
長芋と大和芋はどちらも“ヤマノイモ科ヤマノイモ属”に分類され、とろろに用いられます。長芋は「大和芋と比べて水分が多く、粘り気が弱くてサラっとしている」。一方、大和芋は「長芋と比べて水分が少なく、粘り気が強くて弾力がある」そうです。
国内トップシェアの冷凍とろろメーカー・マルコーフーズに、「長芋とろろ」と「大和芋とろろ」の使い分けを聞いてみました。
マルコーフーズの担当者によると、実際の用途には地域差もあるそうですが、長芋とろろは「麺類や丼ものにそのまま盛り付けるトッピング」、大和芋とろろは「麦とろごはんや大和芋の落とし揚げなど、粘りを活かしたメニュー」などの用途に向いているということです。また、どちらも、お好み焼きの生地に混ぜ込んで焼くとふんわりした食感を引き出すことができるそうです。
マルコーフーズの公式サイトでは、冷凍とろろを使ったレシピを、長芋・大和芋それぞれのカテゴリーに分けて紹介しています。以下に一例ずつ挙げてみます。
長芋とろろの調理レシピ例「野沢菜としらすのとろろパスタ」
◆材料(一人前)
・長芋とろろ 1袋(40g)
・お好みのパスタ 100g
・野沢菜 80g
・しらす 50g
・温泉卵 1個
・醤油 小さじ1
・顆粒和風だし 3g
・ごま油 適量
◆作り方
〈1〉長芋とろろを流水解凍する
〈2〉パスタを袋の表示時間より1~2分短く茹でる
〈3〉フライパンにごま油を熱し、野沢菜、しらすを入れ軽く炒め、茹でたパスタをからめる
〈4〉醤油、顆粒だしを加えて味をととのえる
〈5〉器に盛りつけ、とろろと温泉卵をのせる
野沢菜を使ったあっさりと食べられる簡単和風パスタ。炒める際にパスタのゆで汁を少し加えるとよく味がなじみます。
大和芋とろろの調理レシピ例「大和芋のふわふわ大葉揚げ」
大和芋とろろ使用「大和芋のふわふわ大葉揚げ」
◆材料(一人前)
・大和芋とろろ 2袋(80g)
・大葉 4枚~5枚
・揚げ油 適量
・天つゆ 適量
・塩 適量
◆作り方
〈1〉大和芋とろろを流水解凍する
〈2〉大和芋とろろをボールにあける
〈3〉スプーンですくって、茎をとった大葉にまく
〈4〉170℃の油で約2分揚げる
〈5〉お好みで塩や天つゆを添える
粘りの強い大和芋ならではのレシピ。大葉の代わりに海苔で包んでもいいそうです。
冷凍「産地限定大和芋とろろ」「産地限定長芋とろろ」各シリーズを展開
マルコーフーズは、大和芋と長芋の主要生産地に着目し、パッケージに“チーバくん”や“ぐんまちゃん”、“アルクマ”などのご当地キャラクターを起用した冷凍とろろ「産地限定大和芋とろろシリーズ」(40g×2食入り、参考税別小売価格295円)と「産地限定長芋とろろシリーズ」(40g×4食入り、同369円)を展開しています。
マルコーフーズ 冷凍「産地限定大和芋とろろ」「産地限定長芋とろろ」シリーズ
芋をすりおろしてとろろにするのは、それなりに時間がかかるし洗い物も少々大変。手早く簡単にとろろ料理を楽しみたいときは、便利な冷凍とろろを使ってみるのはいかがでしょうか。
記事提供元:https://www.ssnp.co.jp/news/frozen/2020/10/2020-1014-1717-16.html
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