ホップ「ソラチエース」誕生36周年、サッポロ・キリン・木内酒造がオンラインイベント共同開催


「ソラチエース」36周年オンラインイベントの様子

「ソラチエース」36周年オンラインイベントの様子

サッポロビールは9月5日、「ソラチエース」の誕生36周年を祝うオンラインイベント「おうちオクトーバーフェスト LIVE -ソラチエースバースデーVer 2020-」を開催した。

9月5日はソラチエースが品種登録された記念日。2019年の9月5日には、キリンビールと共同で「ソラチエース誕生祭~こちらでソラチ、そちらでもソラチ~」を初開催した。2020年はソラチエースを使った「常陸野ネストビールNIPPONIA」を販売する木内酒造(茨城県那珂市鴻巣)も招き、3社共同でソラチエースの魅力を発信。1984年にちなみ、19時8分4秒に全員で乾杯を行った。

トークショーには、サッポロビール「SORACHI1984」ブリューイングデザイナー新井健司氏、ブルックリンブルワリー・ジャパン代表取締役社長 山田精二氏、木内酒造ビール醸造部醸造課課長 谷幸治氏が登壇。新井氏は、「ソラチエースは1984年、サッポロビールが北海道空知郡で開発し、品種登録したホップ。当時の日本では、爽快なのど越しのビールが求められており、商品化されることはなかったが、1994年にアメリカへ渡り、それまでのホップにはなかったレモンやハーブを思わせる衝撃的なアロマにワシントン州ヤキマのホップ農場主ダレン・ガメシュ氏が着目。クラフトビールの作り手に紹介し、世界の注目を集めるようになった」と紹介。

続けて山田氏が、「2008年に、ブルックリンブルワリーの醸造責任者ギャレット・オリバーがソラチエースに着目。ソラチエースを使ったビールを“ブルーマスターズリザーブ”として限定リリースしたところ、アメリカだけでなくヨーロッパ市場でも人気を集め、定番品となった」と経緯を説明。

谷氏は、「1999年にアメリカへビールの輸出を開始した際、ディストリビューターとしてブルックリンブルワリーと関係ができ、2009年10月に来日したギャレットからソラチエースを渡された。“おかえりなさい”という気持ちだった」と話した。

サッポロビール「SORACHI1984」について新井氏は、「凛として香り立つ味わいが特徴。日本生まれなのに、まだ日本人が知らない味わいをぜひ試してほしい」。10月から全国の量販店に販路を広げる「ブルックリン ソラチエース」については山田氏が、「柑橘系の香りを持つソラチエースを使い、セゾンスタイルで造ったので、レモンの果実感がある。こんなに魚に合うビールはなかなかないと思う。ハーバルな香りは、カレーにもよく合うはず」。木内酒造「ニッポニア」については谷氏が、「日本初のビール麦芽とされる金子ゴールデンを使用したので、ボディとインパクトあるビールに仕上がった。チョコレートやナッツに合わせたい」と紹介した。

競合社でも「ソラチエースをフックにビール市場を盛り上げたい」思いは共通だ。「今後も共同で取り組みを企画したい」と意欲を見せた。

〈酒類飲料日報2020年9月15日付〉

記事提供元:https://www.ssnp.co.jp/news/liquor/2020/09/2020-0915-1321-14.html
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