世界のブルーボトルコーヒーで初、コーヒーカクテルを定番メニュー化、愛好家が満足できる味わいに


ブルーボトルコーヒー「スペシャルティ コーヒー カクテル」

ブルーボトルコーヒー「スペシャルティ コーヒー カクテル」

アメリカ・カリフォルニアに2002年創業した「ブルーボトルコーヒー」は、世界のコーヒー産地から旬の豆を選り抜き、おいしさのピークにあわせてエージングさせ、一杯ずつていねいに抽出するスタイルで、「サードウェーブコーヒー」という新たな潮流を起こした。2015年には日本上陸を果たし、現在全国に18店舗を展開する。

6月には、広尾の新施設「EAT PLAY WORKS」内に「ブルーボトルコーヒー 広尾カフェ」をオープン。7月には、「スペシャルティ コーヒー カクテル」5種の販売を開始した。定番メニューとしてカクテルを提供するのは日本だけでなく、世界でも初の試みだ。

なぜ、コーヒーショップでカクテルだったのか。「コーヒーに、ミルクや砂糖を入れて楽しむ人もいる。では、どうしてアルコールは敬遠されるのでしょうか。コーヒーカクテルは、コーヒーのスタイルの延長にあってもいいんです」と、開発を担当した吉川遼音氏は言う。「カクテルを提供することで、より多くの方にブルーボトルコーヒーを楽しんでいただけると考えました」。

ブルーボトルコーヒー・吉川氏

ブルーボトルコーヒー・吉川氏

アメリカ・カリフォルニアに2002年創業した「ブルーボトルコーヒー」は、世界のコーヒー産地から旬の豆を選り抜き、おいしさのピークにあわせてエージングさせ、一杯ずつていねいに抽出するスタイルで、「サードウェーブコーヒー」という新たな潮流を起こした。2015年には日本上陸を果たし、現在全国に18店舗を展開する。

6月には、広尾の新施設「EAT PLAY WORKS」内に「ブルーボトルコーヒー 広尾カフェ」をオープン。7月には、「スペシャルティ コーヒー カクテル」5種の販売を開始した。定番メニューとしてカクテルを提供するのは日本だけでなく、世界でも初の試みだ。

なぜ、コーヒーショップでカクテルだったのか。「コーヒーに、ミルクや砂糖を入れて楽しむ人もいる。では、どうしてアルコールは敬遠されるのでしょうか。コーヒーカクテルは、コーヒーのスタイルの延長にあってもいいんです」と、開発を担当した吉川遼音氏は言う。「カクテルを提供することで、より多くの方にブルーボトルコーヒーを楽しんでいただけると考えました」。

世界のカクテルシーンでも「コーヒーフレーバー」はトレンドのひとつだが、吉川氏をはじめとする「コーヒー愛好家」を満足させられるコーヒーカクテルはわずかだという。

コーヒーのスペシャリストとして、「コーヒーフレーバー」のカクテルではなく、「コーヒー」のカクテルを創りたいとの思いを形にするために、レシピ監修に迎えたのがミクソロジーからフードペアリングまで、独自の世界観でさまざまな可能性を追求する大場文武氏だ。「バーテンダーではなく、バリスタがつくる」ことを前提に、「コーヒーの酸味・甘味・フレーバーを最大限に活かすこと」にこだわった。結果、「スペシャルティコーヒーを愛するスタッフから評価されて、ほっとした」と振り返る。

カフェインフリーやフローズンも

提供するカクテルは、5種類。「スモーキー コールドブリュー ハイボール」(900円、以下税別)は、コールドブリュー(水出しコーヒー)と、煎り番茶を漬け込んだミズナラ樽熟成のウイスキーを使ったロングスタイルだ。スモーキーな香りにエルダーフラワーの華やかさが重なり、すっきりとした酸でしめる軽やかさが魅力。コーヒーとしてはネガティブな要素となりうるスモーキーさや苦みを逆に、ポジティブな魅力に引き出したカクテルだ。

ブルーボトルコーヒー「スモーキー コールドブリュー ハイボール」

ブルーボトルコーヒー「スモーキー コールドブリュー ハイボール」

時間を問わず楽しめるよう、カフェインフリーで仕上げたのが「コーヒーチェリー ジントニック」(900円)。コーヒーは使わず、コーヒーチェリーの果肉部分を乾燥させた「カスカラ」のシロップが華やかに香る。カクテルの定番「ジントニック」を、ここでしか飲めない味わいに仕上げた。

ブルーボトルコーヒー「コーヒーチェリー ジントニック」

ブルーボトルコーヒー「コーヒーチェリー ジントニック」

「見た目から味が想像できないカクテルを作りたい」と考案したのがフローズンカクテルの「HVE ベリークラッシュ」(1200円)だ。同ブランドで最も力強い「ヘイズ・バレー・エスプレッソ」を使いながら、ベリーやルバーブの酸味を加えることで、コーヒーの持つフルーツ感がいっそう際立つ。コーヒーの魅力を最大限に引き出すブルーボトルだからこそできた深みのある味わいに驚かされる。

ブルーボトルコーヒー「HVE ベリークラッシュ」

ブルーボトルコーヒー「HVE ベリークラッシュ」

「NOLA ネグローニ」(1200円)は、チコリをブレンドしたミルクコーヒー「ニューオリンズ(NOLA)」のベースをシロップとして使用。こっくりとした飲みごたえの中に、オレンジがさわやかに香り、ベルモットとコーヒーの苦みが層となって、複雑な余韻を残す。

ブルーボトルコーヒー「NOLA ネグローニ」

ブルーボトルコーヒー「NOLA ネグローニ」

一見、カプチーノのようなルックスの「山椒 サワー」(1200円)もまた、斬新な香りのハーモニーを楽しめる驚きの一杯だ。旬を迎えたシングルオリジンのエスプレッソの酸を引き立てる、山椒と柚子のさわやかな香り。サワースタイルで仕上げた「日本」を感じるカクテルで、既に熱心なファンがついているという。

ブルーボトルコーヒー「山椒 サワー」

ブルーボトルコーヒー「山椒 サワー」

 

コーヒーの延長で楽しんで

いわゆるチェーン店とは一線を画し、ブルーボトルコーヒーは店舗ごとにメニューや内装にオリジナリティがある。広尾店でカクテルを導入したのは、インターナショナルな土地柄に加え、同じ建物内に多くのレストランが入ることから、「ウェイティングバーとして、また食事のあとの一杯を楽しむ場所として楽しんでほしい」との思いからだ。

「バーでカクテルを頼むことにハードルを感じる方にも、カフェならコーヒーの延長で楽しんでもらえる。この広尾カフェが、カクテルへの懸け橋となればうれしい」(吉川氏)。

〈食品産業新聞 2020年8月27日付より〉

記事提供元:https://www.ssnp.co.jp/news/liquor/2020/09/2020-0901-1108-16.html
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