コロナ禍における米関連商品の動向まとめ/KSP-POSより


コロナ禍における米関連商品の動き

COVID-19(新型コロナウィルス肺炎)の感染拡大後の、袋精米、加工米飯、冷凍米飯の動き。KSP-POS((株)KSP-SP)から、1月6日から7月5日までの販売数量と販売金額の前年同期比の増減率をグラフにまとめた。全国の食品スーパー約1,000店舗のデータ。

コロナ禍における米関連商品の動き

いずれの商品も2月24日~3月29日までの間に販売数量と販売金額が大きく上昇し、急降下、再び上昇したところまではほぼ同じ動きをしている。2月24日~3月1日の週の販売金額を見ると、前年同期比で袋精米58.54%増、加工米飯50.30%増、冷凍米飯47.01%増と、1.5倍近い売り上げとなっている。

この週には全国の小中高校への臨時休校要請が出されており、一部で買い溜め騒動もあった。その後は一気に下落し、袋精米では3月9日~3月15日の週に数量と金額の両方で前年同期を下回った。

3月23日~3月29日の週には政府や東京都の会見により外出自粛の動きがさらに強まり、金額と数量は再び急増。この週の販売金額を見ると、前年同期比で袋精米42.43%増、加工米飯50.31%増、冷凍米飯41.96%増となっている。

4月7日に緊急事態宣言の発出があった4月6日~4月12日の週は、既に家庭内の在庫が積み上がっていたためか、袋精米と加工米飯は前年を上回っているものの、増加率は下落傾向。一方、冷凍米飯は増加率が再び跳ね上がり、販売金額は前年同期比46.07%増となった。

その後、袋精米は下落を続け、5月4日~5月24日の3週連続で金額、数量ともに前年同期を割った。この時点でCOVID-19による袋精米の特需は一足先に“終息”していたものと見られる。加工米飯の販売金額は前年を上回る形で推移していたが、数量は4月27日以降、前年を下回ることがしばしばある。冷凍米飯も前年同期を上回り続けていたが、6月8日~6月14日の週で金額、数量ともに初めて前年同期を割った。

また、この週の販売数量は袋精米▲9.68%、加工米飯▲9.55%と軒並み「▲」となった。5月25に緊急事態宣言が全国で解除され、外出が増えたため家庭内需要が下がったものと見られる。その翌週の販売金額は前年同期比で袋精米8.43%増、加工米飯6.10%増と増加した一方、これまで高い水準で推移していた冷凍米飯は▲2.20%と前年同期を下回った。それから7月5日までの4週連続で金額、数量ともに前年同期を割っている。

〈米麦日報2020年7月14日付〉

記事提供元:https://www.ssnp.co.jp/news/rice/2020/07/2020-0714-1532-14.html
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