カフェインレス飲料が続々、時間気にせず飲める価値提供でユーザー拡大図る


サントリー食品インターナショナル「クラフトボス デカフェ」

サントリー食品インターナショナル「クラフトボス デカフェ」

サントリー食品インターナショナルは、「クラフトボス」の新たなラインアップとして、「クラフトボス デカフェ」(500mlPET/170円税別)を7月7日から全国で発売する。新商品は、近年コーヒーの飲用シーンが拡がる中、妊娠・授乳期などによりカフェイン摂取を避けたいという従来のニーズに加え、通常のコーヒーとカフェインレスコーヒーの飲み分けをして、カフェイン摂取量をコントロールしたいというニーズがあることに着眼したもの。

いつでもどこでもカフェインを気にせず飲めるカフェインレスのペットボトルコーヒーのラテタイプで、カフェインレスでありながらコーヒー本来の香りとコクが感じられる味わいを実現したという。

ペットボトルコーヒーのカフェインレスで先行しているのは、UCC上島珈琲の「BEANS&ROASTERS デカフェ・ラテ」(500mlPET)。2018年春に「BEANS&ROASTERS」ブランドでデカフェ商品を展開して以降、女性30代を中心に支持されている。

UCC上島珈琲「BEANS&ROASTERS デカフェ・ラテ」

UCC上島珈琲「BEANS&ROASTERS デカフェ・ラテ」

ミルクのやさしい味わいを引き出すため、挽きたてレギュラーコーヒー(カフェイン90%除去)を使用し、人工甘味料は不使用の設計。ユーザーからは、「デカフェなので夜も飲めるのはうれしい」などの声が寄せられているという。

緑茶飲料でもカフェインレス飲料の展開が目立ち始めている。伊藤園は6月29日、茶系飲料ナンバーワンブランドの「お~いお茶」から、カフェインゼロの緑茶飲料「お~いお茶 カフェインゼロ」(470mlPET/140円税別)を発売している。

近年、カフェインレス・ゼロの食品市場は年々拡大し、直近5ヵ年で27%増と好調に推移している(富士経済調べ)。その中には、緑茶を飲みたいが、カフェインの摂取を控えたいという妊娠中や子育て中の女性、小さな子どもなども含まれるという。

「お~いお茶 カフェインゼロ」は、茶葉の加工工程にカフェイン量を抑えた国産原料茶葉(無香料・無調味)を使用。さらに抽出工程において工夫を施すことでカフェインゼロの緑茶飲料を実現したという。抽出工程までにカフェイン量を抑えることで、抽出液(お茶)を加工しないため、茶葉本来の香りと味わいを楽しめることが特徴だ。

また、キリンビバレッジは、「キリン 生茶デカフェ」(430mlPET/140円税別)を7月7日からリニューアル発売する。同商品は、2014年4月に世界初となるペットボトル入りカフェインゼロ緑茶飲料として展開して以来、好調な販売を続けている。今年は、茶葉の火入れと抽出温度を見直し、緑茶の香りがより引き立つ味わいにしたという。

「お~いお茶 カフェインゼロ」/「キリン 生茶デカフェ」

「お~いお茶 カフェインゼロ」/「キリン 生茶デカフェ」

キリンビバレッジによれば、カフェインゼロ市場は拡大を続けているが、カフェイン忌避意識は40代以上の女性でも上昇しており、妊産婦以外にもカフェインゼロ飲料のニーズが高まっているという。

カフェインレス飲料は、これまで妊産婦や眠りを気にする中高年向けの商品とみられていた。しかし、カフェイン量をコントロールしたいというニーズが出ていることから、いつでも時間を気にせず飲むことのできる飲料として注目されている。コーヒーと紅茶の主要ブランドからの提案も相次いでおり、これまで以上にユーザーが拡大しそうだ。

記事提供元:https://www.ssnp.co.jp/news/beverage/2020/06/2020-0629-1312-14.html
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