“買物の回数減らす”で注目される「濃縮缶」、サントリー食品はアイテム拡大、伊藤園は発売1カ月半で150万本販売


サントリー食品インターナショナルの濃縮缶飲料

サントリー食品インターナショナルの濃縮缶飲料

飲料の持ち運びやストック場所問題の解決で注目

東京都は4月23日、新型コロナウイルス感染拡大によるスーパーや商店街の混雑緩和策を発表し、都民に対して日々の買い物を「3日に1回程度」にするよう要請している。買い物回数を減らすためには、まず缶詰やレトルトなどの長期保存可能な食材を選ぶことが挙げられる。そのほかで、注目されつつあるのが濃縮缶など容量が小さく軽い飲料だ。水と混ぜれば出来上がる利便性の高さから、利用者は増加傾向にある。

サントリー食品インターナショナルは、水と混ぜるだけで1~2Lの麦茶が作れる「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶 濃縮タイプ」(180g缶)に続き、4月7日から「伊右衛門 炙り茶葉仕立て濃縮タイプ」、「サントリー 烏龍茶 濃縮タイプ」(各185g缶)、「DAKARAミネラル 濃縮タイプ」(195g缶)を全国発売した。2Lペットボトルの約10分の1の容量・軽さが特徴だ。

水と混ぜるだけで1~2Lの麦茶が作れる「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶 濃縮タイプ」

水と混ぜるだけで1~2Lの麦茶が作れる「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶 濃縮タイプ」

 
“ペットボトル入りの麦茶は保管スペースを取り、持ち運びも大変”、“煮出しや水出しの麦茶は作るのに時間や手間がかかる”という利用者の声に応えて濃縮タイプ製品を開発したところ、2019年4月の発売以来、利用者が増加を続けているという。そこで、今年4月からラインナップを4品体制へと拡大した。
 
伊藤園も、水と混ぜれば1~2Lのお茶ができる希釈缶「お~いお茶 緑茶」「健康ミネラルむぎ茶」「Relax ジャスミンティー」「ウーロン茶」(各180g缶)を、今年3月2日から展開している。発売以来、4月中旬までの約1か月半で150万本以上の販売になったという。自動販売機の売上減少などで缶製品が減少する中においてひときわ目立つ実績だ。

伊藤園の濃縮缶飲料

伊藤園の濃縮缶飲料

 
同社は、利用者の増加について、「外出自粛に伴い、買い物の回数も減らさざるを得ない状況下で、一度の買い物で持ち運びしやすく、家庭でのストックスペースも少なくて済むことが、支持されていると思います。また、火も使用しないため、お子様から高齢者の方でも簡単かつ安全に、いつでも同じ味わいを楽しめるという点ではないかと予想されます」とする。
 
家庭内需要の高まりを受け、持ち運びや保存のしやすさなどの利便性から支持されている濃縮缶飲料。認知がいっそう高まれば、“買い物の回数を減らす”ための選択肢として広がりそうだ。

記事提供元:https://www.ssnp.co.jp/news/beverage/2020/05/2020-0507-1623-15.html
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