
凍り豆腐の家庭用製品、新型コロナ影響で販売伸長(画像はイメージ)
各社の4月の家庭用製品の販売状況は、旭松食品は前年に対して2ケタ伸長で推移している。主力の「新あさひ豆腐 10個入」をはじめ、だし付きの簡便商品など、全体的に動きがいいという。また、人気キャラクター商品の「しまじろうのなかよしこうや豆腐」も好調に推移している。
みすずコーポレーションは、前年を上回る推移を見せている。登喜和冷凍食品は、10%増で推移し、特にだし付きの簡便商品の動きがいいという。一方、「3月はコロナの影響でお彼岸特売がなくなり、その分はマイナスの影響があった」(同社)とする。
凍り豆腐は、高たん白低糖質の食品で、血糖値や血中コレステロールを下げるレジスタントたん白質も豊富に含む。また、鉄分、カルシウムも豊富。こういった栄養素や、咀しゃくを介して健康維持に役立つことが期待されている。
また、湯戻し不要で、電子レンジで簡単に調理できる商品が多く、乾物であるため保存性が高く、備蓄にも便利といった利点もある。
「自粛生活が続くと、フレイル(虚弱)が起こりやすくなる。高たん白質の凍り豆腐を取り入れてもらい、フレイル予防にも貢献できれば」(旭松食品)など、健康維持への寄与が期待される。
〈大豆油糧日報2020年4月30日付〉
記事提供元:https://www.ssnp.co.jp/news/soy/2020/04/2020-0430-1153-16.html
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