
同社への新型コロナウイルスの影響は、外食から内食へと食事の場が変化したことで、特に都市部の食品スーパーの需要が高まっている。「内食の中でも、より時短・簡便に拍車がかかった感がある」(同社)。
3月単月でもグループ全体で見れば売り上げは伸長しているという。食品スーパーなどに納入する家庭用商品は「思うように入ってきていないということはあるが、地域差が出ており、特に首都圏には影響が出ている」としている。
一方、グループの酒類卸や業務用卸は相当な打撃を受けているという。「この状況が長引くと、得意先やその先の小規模な流通への影響が心配」とし、政府の中小企業に対する助成金制度など、事業継続の助けになるサービスを分かりやすく得意先に案内する情報提供を開始しようと現在模索中だ。「得意先がなくなってしまうと、特に地方では地元の人が困ってしまう。なんとしても避けたい状況」。
このような先行き不透明な中、今期は「徹底した地域密着・現場主義〜日本一頼りがいのある問屋となる〜『コスト管理の徹底と付加価値商材の販売にむけた提案力の強化』」をテーマに、営業活動を行っている。今月末には大阪支店の新センターの稼働も開始予定で、近畿地区ではさらなる売り上げ増を目指す。
〈冷食日報2020年4月24日付〉
記事提供元:https://www.ssnp.co.jp/news/frozen/2020/04/2020-0424-1148-16.html
【提携サイト】食品産業新聞社ニュースWEB

食品産業新聞社ニュースWEBは、1951年発の生産・加工・流通・消費を結ぶ専門新聞社の株式会社食品産業新聞社が運営しています。「食品産業新聞」と5つの業界専門日報(畜産・米麦・酒類飲料・冷食・大豆油糧)のほか、月刊誌、ニュースサイトを展開しているユニークな会社です。就活生の皆さまは、食品業界の理解を深めるうえでの情報サイトとしてご参考ください。食品産業のさらなる発展と、食品業界を志望する学生の皆様の充実した就職活動をご支援します。( 食品産業新聞社ウェブサイトURL:https://www.ssnp.co.jp )