国産牛焼肉食べ放題「肉匠坂井」が好調、店内加工でお値打ち価格、業態転換で売上2倍も/ジー・テイスト


国産牛焼肉食べ放題「肉匠坂井」外観

国産牛焼肉食べ放題「肉匠坂井」外観

店内加工で高コストパフォーマンスの国産牛を提供

ジー・テイスト(愛知県名古屋市)が運営する国産牛焼肉食べ放題「肉匠坂井」が好調だ。厳選された国産牛の焼肉が2580円(以下、全て税抜価格)のお値打ち価格で食べられるとあって、店舗は家族連れでにぎわいを見せている。外部委託することなく店内で肉の加工を行っており、コストパフォーマンスの高さが、同業態最大の魅力だ。

全国に68店舗を展開する創業25年目を迎えた「焼肉屋さかい」グループの食べ放題ブランドが「肉匠坂井」だ。岐阜県で創業した「焼肉屋さかい」は、かつて100店舗以上展開していたメガブランドだった。BSEやユッケ事件の発生、競合他社の影響もあり2000年代後半から苦戦が続いたことから、起死回生の一手として満を持して開発したのが「肉匠坂井」だという。2014年に三重県鈴鹿市に1号店をオープンし、現在40店舗を展開している。

「肉匠坂井」ブランドの開発背景をジー・テイストの阿久津貴史社長は、次のように語る。「オープン当時は、時代の変化とともに焼肉の食べ放題業態が徐々に増え、人気を集めてきていた。当社としても『焼肉屋さかい』で培ってきた店内カットを生かし、ワンランク上の焼肉食べ放題業態を作ろうと国産牛を売りに『肉匠坂井』を開発した」。

ジー・テイスト 阿久津貴史社長

ジー・テイスト 阿久津貴史社長

「焼肉屋さかい」から業態転換で売上1.5~2倍

40店舗のなかには「焼肉屋さかい」からの業態転換も含まれており、転換後、売上高は1.5倍から2倍に伸びたという。ジー・テイストが運営する総合居酒屋などからの転換も積極的に行った。
 
「焼肉屋さかい」と同様、厳選された牛肉をかたまりで仕入れ、 肉の目やすじなどを職人が見極め、店内で肉の加工を行う。年1回肉切りコンテストを実施しており、技術力の向上にも努めている。外部に委託せずに店内で肉の加工を行うことで食材原価を抑えており、国産牛を含めた食べ放題が2580円で食べられるコストパフォーマンスの高さが、食べ盛りの子どもがいるファミリー層などの需要を掴んでいる。
 
最大120分の食べ放題は3コース。気軽に国産牛が食べられる「71品セレクトコース」は税抜き2580円(以下、全て税抜き)、一番人気の「125品スタンダードコース」は2980円、国産牛が思う存分味わえる「全143品プレミアムコース」は3980円。小学生は半額、小学生以下は無料、シニアは500円引きとなる。
 
3つの食べ放題コースから選ぶスタイルで、メーンの国産牛の焼肉や肉寿司、つまみメニューまで食べ放題となる。人気メニューは、厳選した部位を薄切りの焼きすきスタイルで提供する「国産牛大判焼きすきカルビ(玉子付)」。寿司や居酒屋、洋食など同社は様々な業態を展開しており、多彩なサイドメニューにはその強みを生かした。また他社が無煙ロースターを採用する中、七輪にこだわっており、炭の香りで燻された香ばしい焼肉が食べられるのも「肉匠坂井」の特徴だ。

肉匠坂井の人気メニュー「国産牛大判焼きすきカルビ」

肉匠坂井の人気メニュー「国産牛大判焼きすきカルビ(玉子付)」

「肉匠坂井」は今期(2020年3月期)、20店舗の新規出店を目指している。「焼肉屋さかい」と比較して客単価が1000円ほど上昇し、多彩なサイドメニューの導入で利益率も向上したことから、成長ブランドに位置付け、出店を強化していく。3年以内に店舗数100店舗が目標だ。

記事提供元:https://www.ssnp.co.jp/news/foodservice/2019/08/2019-0807-1910-14.html
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