味の素冷凍食品黒崎社長、「冷食事業は将来に向けてさらに重要になる」


味の素冷凍食品 黒崎正吉社長

味の素冷凍食品 黒崎正吉社長

冷食の発展自体が社会貢献、ASVをリードする存在に

味の素冷凍食品の黒崎正吉社長は7月4日、同本社で行われた専門紙向け新製品発表会で冒頭の挨拶を行った。7月1日付で社長に就任して初めて、公の場での挨拶となる。味の素グループにおいて冷食事業は「将来に向けてさらに重要となる」と述べ、国内・海外の冷食事業を発展させていく意気込みを語った。さらに味の素冷凍食品を味の素グループの基本戦略であるASVをリードしていく存在にしていきたいと語った。コメント要旨は次の通り。

黒崎社長=前社長の吉峯(英虎)は8年という長い期間、社長を務めた。この8年間で将来に向けた素晴らしいベースを築いてくれ、実績も素晴らしいものを築き上げたと認識している。私の役目は、さらに将来に向け、もちろん現実を踏まえながら、自社の冷食事業ということもあるが、さらに冷食業界、冷食市場をいかに拡大していくか、強くより良いものにしていくかがミッションと考えている。

2002~06年に味の素冷凍食品(FFA)に出向した当時、2年間は経営企画、次の2年は東京支社の業務用スタッフを勤めた。FFA への愛着は非常に強かったので、このような形で今回戻れたのはうれしく思う。

11~15年の4年間、海外食品部長を務めた時に、下保(寛取締役専務執行役員)がコーポレート戦略部という新しくできた、M&A専門部門のトップだった。当時2人でトルコやアフリカの会社のM&Aを手掛けた。久々のコンビ復活だ。

人事畑と海外食品事業をメーンに歴任してきたが今回、FFA と味の素のグローバル冷食戦略部も管掌する。冷食事業を統括する役割だ。非常に楽しみだが、国内はほぼ初めての経験になるので、今は非常に新鮮な気持ちで取り組んでいるところだ。

今後は吉峯が築いたベースをさらに強化していく、また質の異なる成長も今後考えていきたい。いずれにしても冷食は味の素グループトータルの中で、今も最重要事業のひとつだが、将来に向けてさらに重要になってくる。味の素グループのまさにコア事業に、国内・海外問わず、必ず出来る。

市場自体はこれから日本も、海外も伸びていく。我々の技術力と開発力、あらゆるバリューチェーンの中でFFA が持っている強い部分を最大限、国内にもグローバルにも展開していきたい。さらに言えば、FFA が圧倒的に国内で強くなっていくことを皆で目指していきたい。

皆には、今の仕事と未来のための仕事の2軸で将来をつくり上げていこうと伝えているところだ。これから次期中計の検討に入るが、その中計の3年だけでなく、その先の25年、30年、さらにその先にどうありたいかを、メンバーとともに国内・海外問わず検討していきたい。

そのために、その時点での成果と課題をスピーディに把握して、常に将来に向けた対応ができるような組織へとさらに強化していきたい。

味の素グループの基本戦略として、ASV(Ajinomoto Group Shared Value、社会的課題解決と経済的価値を同時に実現していく戦略)がある。FFA でもASVの取り組みはいくつかしているが、私は冷食事業の発展自体が世の中への貢献と考えている。ASVを拡大・進化させていく存在でありたい。近いうちにASVをリードしていくFFAをつくり上げていきたい。

〈冷食日報 2019年7月5日付〉

記事提供元:https://www.ssnp.co.jp/news/frozen/2019/07/2019-0709-1035-14.html
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