“お肉のようにおいしく大豆のようにヘルシー”な肉代替商品に注力、大塚食品「ゼロミート ソーセージタイプ」発売


「ゼロミート」シリーズ商品と調理例

「ゼロミート」シリーズ商品と調理例

大豆を使ったお肉不使用「ゼロミート」シリーズ、「ハンバーグ」に続く第2弾

大塚食品は、大豆を使ったお肉不使用「ゼロミート」シリーズの第2弾として、ハンバーグに続き「ゼロミート ソーセージタイプ」(6本入り120g、税抜き398円)を関東エリア中心に6月18日から先行発売する。なお、製造は食肉加工大手のスターゼンが担当する。

同社新規事業企画部の嶋裕之部長は6月11日に行われた説明会で、「“ゼロミート”は、大豆から作っているのにお肉のようにおいしく、大豆のようにヘルシーなことが特徴だ。新商品のソーセージタイプは、通常のソーセージよりカロリー3割、脂質を5割カットしている。レンジで温めてすぐに食べられる」とする。

さらに、昨年11月から関東エリアを中心に先行発売していた「ゼロミート デミグラスタイプハンバーグ」「ゼロミート チーズインデミグラスタイプハンバーグ」(各140g/税抜き298円)において、新処方で大豆の匂いを減らすリニューアルを行い、6月18日から甲信越、中部、北陸、近畿エリアに販売を拡大する。なお、“チーズ”は豆乳クリームを使用している。

肉代替品は米国で約1500億円、EUで約2000億円の市場となっており(19年予測)、日本でも2022年には、16年比76%増の254億円規模になると予想されるという(大塚食品調べ)。肉代替商品のユーザーは、海外でベジタリアンだけでなく、健康のために肉を食べる量を減らすフレキシタリアンの利用も多い。一般的なスーパーでも肉代替コーナーが設定されている状況だ。

日本における肉代替商品のユーザー像について嶋部長は、「われわれの調査では、“糖質制限者”が47.6%いらっしゃって、その中の3割が“肉を好きだが(食べるのを)我慢している”ことがわかった。5割×3割ということで、全体の15%の方々が日本のフレキシタリアンといえるだろう。その方々が肉代替商品を好んで買われているとみられる」とした。

消費者の47.6%が糖質制限、うち3割が「肉が好きだがガマンしている」(大塚食品資料)

消費者の47.6%が糖質制限、うち3割が「肉が好きだがガマンしている」(大塚食品資料)

なぜ、大塚食品は肉代替商品に取り組むのか。それは、3つの課題(健康、人口、エコロジー)を解決するためだという。「健康」は、WHOの2015年のリリースで、肉を食べすぎると体に良くないと発表されたこと。「人口」は、2050年に世界の人口は90億人に達し、たんぱく質の需要は現在の約2倍に増大するといわれており、食べ物が足りなくなるおそれがあること。「エコロジー」は、畜肉には大量の穀物や水が必要になるといわれており、1kgの牛肉をつくるのに必要な水の量は、同じ量の穀物を育てる場合の約10倍とされていること。これら3つの課題解決に向けて同社は「ゼロミート」を展開する。

拡大する海外の肉代替市場、日本・アジアの市場規模(大塚食品資料)

拡大する海外の肉代替市場、日本・アジアの市場規模(大塚食品資料)

大塚食品が「ゼロミート」の開発部署を立ち上げたのは18年4月だが、わずか1年2カ月で第2弾商品を投入するスピードで進めている。これは、大塚グループが日米欧に、肉代替商品を展開するニュートリション エ サンテ社、乳代替商品を展開するデイヤフーズ社などあることが大きいという。「それらの企業と手と手を取り合って、マーケティング、技術力を活用することで、すごいスピードで開発を進めることができた」と嶋部長は背景を語った。

記事提供元:https://www.ssnp.co.jp/news/soy/2019/06/2019-0612-1706-14.html
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