愛知県瀬戸市で県内7例目の豚コレラ、3月27日以降は移動なし、4,500頭処分


畜産日報 2019年4月11日付

畜産日報 2019年4月11日付

農水省は4月10日、愛知県瀬戸市の養豚農場(4,562頭飼養)で県内7例目(国内19例目)の豚コレラ疑似患畜が確認された、と発表した。県内では3月29日に田原市(県内6例目)、瀬戸市(県内5例目)以来となる。発生農場は27日、29日に豚コレラが発生した瀬戸市の農場(県内3例目・5例目)に近接し、移動制限区域内に所在しており、27日以降は飼養豚の移動を行っていなかった。なお殺処分などの防疫措置にあたり、愛知県は自衛隊に対し災害派遣を要請した。

発生農場では9日、飼育する肥育豚で発熱、食欲不振の症状が見られることを西部家畜保健衛生所に報告、同家畜保健衛生所が立入検査を実施、中央家畜保健衛生所で精密検査を実施し、10日に陽性と判定され、国との協議を行い疑似患畜となった。発生農場ではこれまでに、出入口の消毒、出入口を1カ所に限定し、関係者外の立入禁止、農場外への物品搬出禁止などの措置を講じている。

田原市の移動制限区域内15農場の出荷を東三河に限定し認める/愛知県

愛知県は10日、2月以降豚コレラが続発していることを踏まえ、農水省指導のもと豚の検査、運搬方法、と畜場における交差汚染防止対策を講じたうえで、移動制限区域内の豚を東三河食肉流通センターに限定して出荷するとした。

田原市では2月に県内2例目、3月には4例目及び6例目となる豚コレラが発生したことから、移動制限が続いている農場では、出荷適期を超えた豚が飼養されており、農場内の飼養密度が増加、飼養環境が悪化している。そのため交差汚染防止対策を講じたうえで、移動制限区域内の豚を東三河食肉流通センターに限定して出荷が可能となる。対象農場は移動制限区域内27農場のうち、2月及び3月(県内2例目、4例目、6例目)に2例以上で移動制限がかかった16農場のうち、出荷を希望する15農場。出荷日は11日及び12日、その後は週に1~2度の出荷を予定している。なお2例目の移動制限は既に解除されており、4例目は5月4日、6例目は1日にそれぞれ解除される予定。

農場においては、〈1〉県の家畜防疫員が出荷日から遡って2日以内に行う、臨床検査及び遺伝子検査で異常がないこと〈2〉出荷豚全頭の体温及び臨床症状を、出荷前日に県の家畜防疫員が書面により確認する〈3〉動力噴霧器により運搬車両を消毒し、出荷前後に消毒ポイントを通過し、運搬車両を十分に消毒〈4〉出荷時に病原体の拡散防止措置が講じられること――を条件としている。

東三河食肉流通センターにおいては、〈1〉移動制限区域内の農場から豚を搬入する日は、その他の地域からの豚の搬入を停止する〈2〉豚の搬入は出荷日当日に限定する〈3〉家畜防疫員の立会のもと、場内及び運搬車両の消毒を徹底する〈4〉運搬車両は、移動制限区域内の出荷農場以外の養豚場及び三河食肉流通センター以外の関連施設に入場しない――の対策を講じる必要がある。

〈畜産日報 2019年4月11日付〉

記事提供元:https://www.ssnp.co.jp/news/meat/2019/04/2019-0411-1042-14.html
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