4月29日「ヨウニクの日」を控えラム需要は堅調、MLAも販促資材で後押し


「ラムバサダー」メンバーの「ジンくん」をモチーフにしたPOP

「ラムバサダー」メンバーの「ジンくん」をモチーフにしたPOP

近年の“肉ブーム”や食嗜好の多様化などを背景に羊肉輸入量は2016年以降、3年連続で前年実績を上回るなど、羊肉は食材のひとつとして定着しつつある。今年のゴールデンウィーク(以下、GW)は最大10連休となるが、4月29日の「ヨウニクの日」を控え、今年もチルド・ラム中心に堅調な需要が期待できそうだ。MLA豪州食肉家畜生産者事業団も、春の最需要期に向けて新たな販促資材を作成し、各販売店の売り場づくりを後押しする方針だ。

4月に入ってからの羊肉の需給は、決算月が終わり新年度に入ったことや最需要期を迎えることもあって、チルド・ラム中心に引合いは強まっている。とくに動きが好調なのは、パーツのなかでも比較的安価なウデで、そのほかSQやオイスタなどのショルダー系もマズマズの動きとなっている。外食向けも含めてフレンチラックやロインも動くが、在庫はタイトにあるもようだ。本州でも春の棚替えでラムの品ぞろえを開始・広げる量販店も多く、一部の大手PBに関しては前年比で3倍以上の取扱いの伸びとなるなど、着実に羊肉需要は広がっているといえ、GW以降もビアガーデンや婚礼シーズンに向けても期待が持てそうだ。

こうした羊肉需要の高まりを受け、MLA豪州食肉家畜生産者事業団では羊肉シーズンに向けて1日から、量販店向けに新たなオージー・ラムの販促ツールを提供し、「ヨウニクの日」需要の盛り上がりを後押ししている。オ-ジー・ラムのPR大使として活動する「ラムバサダー」のメンバーでもある「ジンくん」をモチーフにした、POP(A5サイズ)とレシピリーフレット(A6サイズ)、レールPOPを作成。いずれもMLAの販促ツールオーダーサイトから入手することができ、POPとレールPOPは、表面が「羊肉の日」用、裏面が通常販促物として使用可能となっている。「オージー・ラムに関して、MLAではここ数年、ラムバサダーを中心としたプロモーションを展開してきたが、この春は量販店向け販促サポートにも力を入れていきたい」(MLAの三橋一法マネ-ジャー)という。さらに、「ジンくん」は公式ツイッターでの人気が高まっており、これを見たある量販店のバイヤーが社内会議で取り上げたことで、この春の販促強化につながった事例もあるようだ。

大手卸売事業者によると、同社が行った消費者アンケートでは、ラム肉を購入しない理由について「(店頭で)見かけたことがない」「食べたことがない」といった回答が寄せられたという。「いまでは首都圏の大部分の量販店が羊肉を品ぞろえるようになっており、お客が気づかれていないケースが多いのでは。この春の『ヨウニクの日』の販促を機に、ラムの露出が増え、認知が進むようになれば」(大手卸筋)と期待する。

〈畜産日報 2019年4月9日付〉

記事提供元:https://www.ssnp.co.jp/news/meat/2019/04/2019-0409-1142-14.html
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