西日本豪雨の影響、養鶏では浸水被害や出荷に遅れ、一部スーパーで営業見合わせ〈畜産日報調査〉


畜産日報 2018年7月11日付

畜産日報 2018年7月11日付

西日本を襲った記録的な豪雨は、SM(食品スーパー)など流通各社にも出ている。また、福留ハム以外のハム・ソーメーカーでも直接的な被害こそ確認されていないものの、道路の寸断などで物流面での影響が出ているほか、農場関連では兵庫の一部ブロイラー農場から浸水被害の報告が上がっている。

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ハム・ソーメーカーのうち、日本ハムによると、とくに大きな被害はないが、交通網の乱れにより、物流面で遅配などが発生しているという。また、伊藤ハムでは、工場・営業所の建屋に被害はないものの、道路の通行止めなどの影響で物流面での遅れが発生しているという。また、大手物流業者が岡山、広島、山口県の一部の地域で荷受けを停止していることによる配送遅れも出ている。このほか、伊藤ハム米久グループの広島県にある養豚農場で道路が寸断され、農場に入れない状況となっていたが、現在は道路が開通し、従業員も通常通り出勤しているという。プリマハムも営業所など設備などへの被害はなかったもようだ。

一方、丸大食品によると、広島県三次市にあるハム・ソー工場が大雨の影響で7日に床上浸水し、その影響で生産がストップしているという。従業員や工場内の機械への被害はないため、今週中には生産を再開できる見込みで、物流センターもとくに大きな被害は発生していないが、道路の渋滞などによる物流の遅れや浸水した地域へのギフト商品の配送ができないなどの影響が出ているとしている。

全国食肉事業協同組合連合会(全肉連)は10日現在、被害状況を確認中ではあるが、大きな被害は出ていないとした。日本食鳥協会では、被害状況を確認中ではあるが、兵庫県の会員企業で地鶏700羽、若鶏3,000羽で浸水被害にあったとした。他にも飼鶏場に土砂が侵入するなどの被害もあるとした。また交通網がストップしており、出荷予定に遅れが生じている地域もあるとした。全国肉牛事業協同組合では、各組合員にヒアリングしたところ、福岡で牛舎への土砂の流入や稲わらの浸・冠水の報告があったものの、その他大きな被害は確認されていないという。

スーパーでは、愛媛県に拠点を置き、中四国で店舗展開するフジでは、豪雨が最も激しかった7日、従業員が店舗まで通勤できなかったため、「吉田店」(愛媛県宇和島市)の開店を見合わせた。また、その他一部店舗での閉店時間を早める措置をとったが、9日現在では全店営業を再開している。しかし、広島の三原地区、尾道地区では7日から断水が続いている影響で、水洗いが必要な一部商品を店頭に出せない状況だ。また、物流面では、高知の幡多地区などで通路事情の影響で一部商品が供給できなかったという。9日からは迂回ルートを使用するなどして供給を再開しているが、便数の減少などで一部商品が品薄となっている。

同じく中四国で営業するマックスバリュ西日本(広島市南区)では、近くの川が氾濫し、店舗が浸水した影響で「本郷店」(広島県三原市)が営業できておらず、9日現在、営業再開のメドが立っていない状況だ。このほか、一部店舗では断水の影響が出ている。物流面では、特にパンや弁当類の供給が遅れており、品薄状態が続いている。また、被害の大きい広島や岡山では、汗ふきシートや割り箸、紙皿、カップ麺やレトルト製品などの需要が高まっており、品薄状況が続いている。

〈畜産日報 2018年7月11日付より〉

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記事提供元:https://www.ssnp.co.jp/news/meat/2018/07/2018-0711-1422-14.html
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