「MVIP2017」、17年度営業利益は中計超える240億円-日本水産・細見典男会長


日本水産・細見典男会長

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スケソウダラのたんぱく質に筋肉増加効果、「おさかなミンチ」開発

日本水産の細見典男会長は4日、年末記者会見を行い、中期経営計画「MVIP2017」の進捗と今後の方針などを説明した。

「17年度上期を総括すれば、前年に苦戦した鮭鱒養殖事業の大幅好転と有価証券売却もあり、売上高は前期比9.6%増3,328億円、営業利益・当期純利益は過去最高を更新。営業利益32.7%増130億円、当期純利益97.0%増92億円。通期でも過去最高益の計画を達成する見込み(売上高6,560億円、営業利益240億円、当期純利益200億円)。中間配当は計画通り前年比1.5円増の1株4円。

日水単体の4~10月累計のうち水産関係売上高は、前期比88億円増828億円、経常利益3億円減19億円、食品関係は46億円増1,338億円、1億円減37億円、ファインケミカル5億円増79億円、17億円減△3億円、合計141億円増2,245億円、21億円減53億円。ファインケミカル事業の広告宣伝費増が減益要因。『MVIP2017』最終年度は、営業利益は中計の230億円を超える240億円達成するとともに、株主還元策として2円増配し年8円の配当を予定。17年度の各事業の方針は、水産事業は『資源へのアクセスを強め価値の最大化を図る、安定した利益を出し続ける事業構造に進化する』、食品事業は『変化に対応しメーカーとしての成長を実現する』、ファインケミカル事業は『機能性脂質を中心とするナチュラルファインケミカル分野で抜群の存在感を示す』ことだ。

食品事業は様々な切り口で健康訴求し、大学の研究機関と共同研究を行いスケソウダラのたんぱく質に筋肉増加効果あることを発見した。スケソウダラを食べると速筋が増加し、食べるだけで高齢者の筋肉量が増加、卵と同等以上の良質なたんぱく質。ひき肉状にしたスケソウダラをパラパラに凍結した『おさかなミンチ』を発表した。クセがなくハンバーグなど幅広いメニューに使用可能。『健康』切り口では機能性表示食品が『中性脂肪を下げる』に加え『記憶力を維持する』効能を訴求したEPA・DHA 配合商品も展開。また、独自の製法により、美味しさそそのままに従来品に比べ塩分を30%カットした『減塩』のさばのみそ煮、塩だら切身を開発した」。

次期中計に向け、社会課題の解決に独自技術を活かした取り組みを

「日本水産の17年度通期業績見通しは、水産市況や為替など不安定な要素はあるが、通期業績見通しは期初計画から変更はなく、各段階の損益は最高益を更新する見込みで、中期計画を上回るペース。水産事業は16年度営業利益79億円→17年度計画105億円、食品事業111億円→114億円、ファインケミカル事業39億円→22億円。

次期中期経営計画に向けた今後の方針は、社会課題の解決に独自技術を活かして取り組む。ファイン事業はEPA 抽出・高濃度生成技術、食品・水産事業はえびの陸上養殖やマダコ完全養殖など先進的養殖システム構築・新規魚種に取り組み、おさかなミンチの開発など独自技術により白身魚たんぱくの有効活用がある。

プラスして海外展開により欧州とアジアを強化、ライフスタイルの変化への対応は中食・個食、生食加工、冷凍野菜を強化、さらにCSR活動を推進する」。

〈冷食日報2017年12月5日付より〉

記事提供元:https://www.ssnp.co.jp/news/frozen/2017/12/2017-1205-1119-14.html
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