2017/07/21更新

学生時代に力を入れて取り組んできたことを教えて下さい!となぜ聞かれるか?


はじめに

あなたは「学生時代に力を入れて取り組んできた事を教えてください」と質問されたことがありますか?きっと多くの学生たちは「質問されたことがある!」と答えることでしょう。それほどよく聞かれる質問になっています。

しかし、採用担当者がどのような目的でこのような質問をしてくるのか、その背景まで理解している人は多くありません。

ズバリ結論から申し上げてしまえば、この質問の狙いは、皆さんの「主体性」を見ることです。

今回は「学生時代に力を入れて取り組んできた事を教えてください」という質問について、採用担当者の視点から解説していきます。

あなたの主体性は大学時代に磨かれたか

大学時代は主体的に行動できるチャンスが圧倒的に増える期間だと採用担当者は思っています。その理由はさまざまですが、大学進学によって一人暮らしを始める学生も多く、自分自身で物事を理解・判断し意思決定しなければならない等の環境変化があげられるでしょう。

こうした新しい変化の中で学生たちの「主体性」が最も磨かれる時期であると考えられているのです。

採用選考では何が重視されるのか

企業の採用選考で重要視される要素はどのようなものなのでしょうか。日本経済団体連合会による『新卒採用に関するアンケート調査結果の概要(2013年4月入社対象)』では以下のようにあります。

『企業が選考にあたって重視した点を25項目から5つ回答する設問では「コミュニケーション能力」が10年連続で第1位となった。「主体性」「チャレンジ精神」「協調性」「誠実性」の順に続き、上位5項目には変化がなかった』
via:一般社団法人 日本経済団体連合会

コミュニケーション能力が10年連続1位と、組織的な業務遂行を重視する日本企業ではさほど驚くことではありません。

一方、選考時に重要な要素として優先度が着実に上げている項目があります。こちらのグラフをご覧ください。

「選考時に重視する要素」の上位の推移

via:一般社団法人 日本経済団体連合会

上記グラフのように「主体性」の存在感が毎年大きくなってきているのです。

それでは「なぜ主体性が重要なのか」について次に解説します。

主体的な人材はデキることが多いと思われている

企業そして採用担当者の多くは、受け身の姿勢ではなく自ら役割を引き受けて物事に取り組める人材を求めています。役割を引き受けるとは“自ら責任をもち行動をする”という言葉に置き換えられ、「主体性」があると解釈される傾向にあります。

また近年は急速なグローバル化といった外部環境の変化が激しさを増しています。今後はバックグラウンドの異なる多様な人材と仕事をする場面が増加し、自らの判断軸をもって世界と働ける人材の価値が高まっていくでしょう。そのような環境下において、自分の意見を発信できる、自ら役割を引き受けて実行できる能力に優れた人材を発掘することが、採用担当者の重要なミッションのひとつとなっていることは不思議ではありません。

まとめ

採用担当者が「学生時代に力を入れて取り組んできた事」を質問してくる背景を理解されましたでしょうか。

彼らの多くは大学時代に主体的な思考力・行動力が磨かれるものと考え、将来必要となる人材の能力傾向を分析した結果「主体性」が重要な要素であると位置づける企業がさらに多くなっているのです。

今回の「学生時代に力を入れて取り組んできた事を教えて下さい」と聞かれる背景を踏まえて、あなたは事前に納得できる回答を準備しておくと良いでしょう。

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