2016/04/17更新

業界研究と企業選びに役立つ就活生必携の参考書とは?


就活生の皆さんは「業界地図」という名の本をご覧になったことがあるでしょうか?ショッピングモール内の本屋さんレベルであれば、就職・資格のコーナーに必ず置かれていると言っても過言では無いこの本、SPI対策本と並んで就職活動生必携の参考書となります。

【業界地図】志望業界の全体像をまとめて研究

「業界地図」は、食品業界だけに限らず、日本国内のほぼ全ての業種で業界トップクラスの会社、その資本元や業務提携先、子会社などの情報が載せられている本です。

例えばコンビニ業界を見てみると、先日に経営統合の決まった「ファミリーマート」と「サークルKサンクス」については、伊藤忠グループ系の資本がどちらにも入っていることが前年度版の業界地図に記載されていました。つまり全く関係のない会社同士では無いことが分かるわけです。

また、コンビニ業界の上位3社(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート)のあいだで、「フランチャイズの鞍替え競争」(新しくコンビニを建てるのではなく、既存店を自分の陣営のコンビニブランドに買収)が起こっていること、その戦いの中でサークルKサンクスが同社の流通形態から劣勢に立たされていることも紹介されていました。

こうした情報を知っていた人にとって「ファミリーマートとサークルKサンクスの経営統合」による業界最大手に匹敵するコンビニチェーンの誕生は、かなり実現性の高い予想事項だったかと思われます。

もし就職面接の場面で、ライバル社などの話題が出たときに、このような業界事情や背景を知らなければ、そこで回答する内容は大きく変わってしまうことでしょう。

【業界地図】応募企業の事前選定にもシンプルに役立つ

いわば業界地図は「(就活生の代わりに)既に業界研究をやってくれている状態の本」なのですが、もちろんそれ以外の側面でも役に立つものです。それは単純ながらも「どの企業の名前を検索し、受験するか?」という就活時の意思決定(事前選定)に役立ちます。

就活サイト上では、応募可能になった数多くの企業が「What’s new?(新着)」として日々紹介されていると思います。しかし、それらに目を通すだけでも一苦労ではないでしょうか。企業の中身を都度確認しながら応募するのも、これまた大変ですよね。

一例ではありますが、業界地図に記載されている企業、自分が受験したいレベル感(例:業界トップの会社に入りたい等)に合わせて、受験する・しないを事前に考えておくことが出来ます。

併せて、就活サイトでよく見られる「類似企業を検索できる機能」に、お目当ての志望企業の社名を入力して検索すれば、業界地図に載っていない同規模程度の同業他社の情報を得ることも可能です。

【まとめ】業界地図と就活サイト検索の合わせ技

就職活動が始まった頃は、とにかくエントリーを!と言うことで、100社・200社にエントリーした!という話もよく耳にします。

しかし、最近の就活は短期決戦と言われ、スピーディーな採用選考、短期間での内定が予想されています。そうした状況下において、100社・200社にエントリーし、その全てに「内容の薄いESや履歴書」を送っていたのでは、結局どこの会社相手でも上手くいかなかった!という結果になりかねません。

応募書類の中に「よく考えてきているなぁ」と感心できるポイント、努力の成果が見えるポイントがあれば、企業側はきっと評価してくれるものです。(逆に、深く考えずに書類だけ出していることも分かるはずです)

学歴やテストの点数でふるいにかけられてしまう場合は、泣く泣くあきらめるしかないこともありますが、そうでない時に「こんな内容の薄いESは読みたくない!」と思われては、あなたの努力が水泡に帰してしまいます。

就職活動において下手な鉄砲は数を撃っても当たりませんので、応募する企業には何かしらの絞りをかけることが必要になります。今回のような「業界地図と就活サイト検索の合わせ技」などから、あなたが受けたい企業の選択と集中をしていきましょう!

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※注:「業界地図」は複数の出版社から発売されています(例:東洋経済新報社,成美堂出版編集部,日本経済新聞社など)。業界地図としての主な特徴は共通していますが、出版社ごとの特徴や出版年度ごとの特徴で、それぞれの細部が異なる可能性のあることにご注意ください。
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