企業は自己PRから何を探ろうとしている?大学時代の経験が“普通”だからと諦めないで!


就職活動をはじめると、自己PRがうまくできないと不安に思うことがありますよね。ときに周りの就活生の話や就活本に書いてあるエピソードを見ると、自分の大学時代の経験が霞んで見えてしまうかもしれません。でも実際のところは、それほど心配する必要はありません。今回は、大学時代の経験が普通ならば、どのようにすれば上手にアピールできるのかを紹介していきたいと思います。

大学時代の経験と企業が採用したい人

エントリーシートや面接の時に、必ずと言っていいほど「大学時代に何をしましたか」と聞かれることがあります。就活生の中には、「海外留学をしていて、その時にボランティア団体を立ち上げ、アフリカに学校を建てました」と言ったエピソードを話す人もいるかもしれません。たしかに素晴らしい経験ですよね。このようなエピソードを話す人と比べてしまうと、自分の経験が普通すぎて、どこにも受からないのではないかと不安に思ってしまう人もいることでしょう。

しかし、企業の側から考えてみてください。先ほどのエピソードを話す学生を採用したいと思う企業が、必ずしもたくさんあるとは限らないのです。新規市場をどんどん狙っていくベンチャー企業であれば、先ほどの学生を是非とも採用したいと考えるでしょう。一方で、一つの分野で安定的な収益を上げている企業は、先ほどの学生の採用に対して、あまり乗り気でないかもしれません。つまり、「経験だけ」で判断されたとしても、必ずしもポジティブに作用するわけではないのです。そして、必ずしも「経験だけで」判断されるわけではありません。こちらに関しては後述します。

多くの企業では、社員それぞれに役割があります。わかりやすい例で言えば、営業部や管理部門、企画部などさまざまな部署があります。全ての社員に行動力があって、未開の地を切り開いていくようなパワフルな人だと、逆に会社はうまく回りません。思慮深く考えてブレーキになる人も必要です。ひとつひとつ書類を作成し、コツコツと準備を進めていく人も必要です。周りと協調しながら、チームの潤滑油になるような人も必要です。このように、就活生が考えるすごい人と、企業が考える採用したい人は少し違いがあるようです。

企業が知りたいのは大学時代の経験だけではない

エントリーシートや面接で大学時代の経験を聞くときに、そこから企業が知りたい情報は、必ずしも「大学時代に経験したこと」ではありません。企業は就活生が過去に何をしていたかよりも、現在どのような人なのかを知りたいと思っています。企業が過去のエピソードを聞くのは、そのエピソードを聞くことで、現在どのような人なのか想像することができるからです。

つまり、どんな素晴らしい体験をしたかよりも、その体験から何を学び、あなたがどのような影響を受け、今後どのように活かしていくのかまで含めて企業は知りたいと思っています。そのため、大学時代の経験が普通だからと諦めないでください。大学時代の経験は企業が評価する項目の一部分でしかないのです。皆さんが今どんなに頑張っても、過去の事柄を変えることはできません。でも、過去の事柄を整理し直して、そこから新たな学びを得ることはできますよね。悩んだり不安になったりするよりも、まずは自分の経験を振り返ってみましょう。

大学時代の経験から学んだこと

既に説明した通り、大学時代の経験は特別なものである必要はありません。バイトや大学の授業でも、あなたが学びを得たことがないか振り返ってみてください。社会人になると、デスクワークが中心だったり、営業先まわりばっかりだったりと、定型作業に追われることが多々あります。それでも優秀な社会人は、日々の定例作業の中から改善できるところを見つけ、自ら改善していきます。

就活生についても同じことが言えるのではないでしょうか。素晴らしい体験をすることも重要ですが、周りの人が目にも留めないようなことから、何かを学び、改善し、将来に役立てている就活生がいたら、きっと日常の業務でも同じようなことができるのではないかと面接官も期待してしまいます。

もし、大学生活の経験で特に学んだことがないのであれば、それはあなたが気づいていないだけかもしれません。学んだことが見つからなければ、うまくできなかったことを探してみてください。今のあなただったらどのようにするのか、どのようにすればうまくいっていたのか考えてみましょう。このように、振り返りをして改善策を探す作業自体が、大学時代の経験・学びになっているのです。

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