お菓子メーカーでクリスマスケーキが販売されるまで


最近では11月にもなると、クリスマスケーキのパンフレットが店先に置かれ、予約の受付が開始されます。そして百貨店では、各メーカーの選りすぐりのケーキが宝石のようにキラキラ輝いて写っている、素敵なカタログも配布されるでしょう。クリスマスケーキはほとんどが12月24日に売れ、あとは前後の23日と25日に売れます。つまり生ものでありながら、ほぼ1日2日の勝負!しかし、その準備は1年中行われているのです。

今回は、お菓子メーカーでの勤務経験のある筆者が、ある程度規模の大きなお菓子メーカーにおける、クリスマスケーキの企画についてご紹介します。これを読めば、菓子業界の裏側を少し知ることができるでしょう。

企画の始まり

企画の開始時期をいつ頃かと述べるのは難しいのですが、言うならば前年の11月くらいでしょうか。つまり14ヶ月前ということになります。この時期になると、毎年各メーカーはクリスマスケーキのパンフレットを発行し、百貨店や量販店などもカタログを出して予約受付を開始します。要するに、その年の他メーカーの商品や傾向は、この時点で公に見えるようになるというわけ。そして翌年に向けて研究に取り掛かります。具体的には、ケーキのデザインや構造、値ごろ感、写真の見栄えなどです。

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