食品業界と親和性が高い業界はある?業界構造から考察


就職活動では様々な業界の大小様々な企業から自分の入社したい企業を探しださなければなりません。限られた時間の中で効率良く活動を進めることは非常に大変ですが、ポイントを押さえれば効率良く活動することも可能です。例えば、業界は違えど、親和性の高い業界を理解することが有効と言えます。私は食品商社の人事採用担当として中途採用に携わっていましたが、その経験から食品業界に親和性のある業界を見つけることができました。その経験を基に、今回は食品業界と親和性が高いと思う業界について、解説していきたいと思います。

はじめに

業界や仕事を理解する上で、最も大切なことはその業界内での各業態の役割を知ることです。各業態の仕事内容や求められる能力、ビジネスモデルを理解することで、その業界について深い理解を得ることが可能です。例えば、食品業界では以下のように業態が関わり合っています。

生産者・原料メーカー → 商社 → 加工メーカー → 問屋 → 量販店

これは一例ではありますが、大よそ食品業界ではこのように川上から川中、川下に向けてそれぞれに役割が違う業態が存在しています。数ある業界の中ではシンプルな業界だと思われます。
また、それぞれの業態において、少しずつ親和性のある業界も違ってきます。その観点をから食品業界における各業態で親和性のある業界を見ていきましょう。

食品商社と親和性のある業界

食品商社のビジネスモデルは、国内・国外から食品原料や製品を輸入し、国内のお客様に販売する仕事になります。現地のサプライヤーに訪問をし、品質、企業としてのレベルが日本の水準に達しているかを確認し、日本のお客様と繋げる仕事になります。求められる能力は語学力とサプライヤーへの調整力、そして日本水準にサプライヤーを育て上げて輸入まで進めるプロジェクト推進力と言えるでしょう。

このビジネスモデルと親和性を感じたのは、繊維業界になります。実際に私が中途採用に携わってから、繊維系の商社から3名が入社し、活躍しています。繊維系商社のビジネスモデルですが、コストを抑えて高品質の繊維を仕入れるために、主に東南アジアの工場を開拓し、品質、企業レベルが日本の水準に達する先を探し、時には生産ラインに設備投資をして、立会いながら商品を製造し、日本のアパレル業界等に輸入するというビジネスモデルになります。

繊維という商材を扱っているだけで、ビジネスの流れは食品と良く似ています。商社の仕事は仕入先も売り先も自由自在で取捨選択をしながら、仕入先を育て上げることが一つの肝となります。このような視点が求められる業界との親和性が最も高く、繊維商社が最も高い親和性を感じています。

食品メーカーと親和性のある業界

食品メーカーでは、営業や仕入れがメインの商社業態とは違い、商品開発、品質保証、購買、製造技術、営業と様々な仕事で成り立っており、親和性の高い業界は比較的多いと思われます。営業であれば、自社製品を販売することに焦点を当てるため、商品特性や商品の魅せ方を良く研究し、販売していくことがポイントになるはずです。

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